多くの人は、豆腐はよく御存じだと思います。
冷奴・湯豆腐・麻婆豆腐・・・・・・姿かたちを変えて食卓にちょくちょく登場すると思います。
しかし、具体的なことについては、案外ご存じない方が多いようです。
水に浸した大豆をすり潰しー煮沸してーおからと豆乳に分離し、その豆乳に凝固剤を加えて撹拌すると固まります。
この、固まったものが豆腐です。この辺はご存知の方は多いですが、時々、豆乳もあるんですね、と聞かれることもあります。

前記の”固まったもの”をたくさん穴の開いた型箱に木綿を敷いて、そこに壊しながら汲んでいき、蓋をして重しを乗せて水分を切ってやると木綿豆腐が出来ます。

角ばった型箱に豆乳を入れ寄せ込み(凝固剤を入れて撹拌すること)固まったものをそのまま切り分けると絹こし豆腐が出来ます。
水を切らないので豆乳は少し濃度の濃いものを使います。

木綿豆腐にする前の固まった状態のものを、パックにあまり壊さずに入れていくと”おぼろ豆腐”が出来ます。いわばおぼろ豆腐は
製造途中とも言えます。

その他、”充填豆腐”と言われるパックに水が入っていないものがあります。これは、凝固剤を豆乳に入れてもはある程度温度がないと
固まらない性質を利用して造られたもので、冷やした豆乳に凝固剤を入れて、それをパックに入れてから、適度な温度のお湯に漬けて
固まらせます。この時凝固しながら、一緒に殺菌もするので日持ちの長いものが出来ます。10日~二週間位の期間食べられるものはこの豆腐です。 スーパー等で売っている1週間くらいの消費期限の木綿豆腐は、この充填豆腐ではなくて、パックされて出来上がった
豆腐をパックごとお湯に漬けて殺菌しているので日持ちがします。このことについては何時か、別の機会に書きたいと思います。

豆腐のいろんな事について時々書き込みたいと思っています。少しの話の種にでもなればうれしいです。