今月の月替わりの膳は”生麩湯葉の吸い物”です。

先日、大学生の方が二人、卒業論文で、おからを研究しているので、話を聞かせてほしいと言ってこられました。最終的にはおからを使った食品を開発したいということでした。豆腐業界ではこの”おから”の問題は、長年の懸案になっています。これまでも、燃やして無くするものから、ペースト状にして食品素材として使う物や、畑の肥料にして、その畑で大豆を栽培するような事などなど、いろんな研究がされてきましたが、これといった決定打が有りません。 いまや、大手になった中部地方の豆腐屋さんは、同じように、大学の時におからを使ったお菓子を開発して自分が家業を継いだのち、商品化してヒットを飛ばした人もおられます。佐々木豆腐店でも、ドーナツにしたり、総菜に使ったりはしますが、大半は、家畜の餌となります。何か、いいアイデアが在りましたら、こそっと教えてください。